Sprout Nuts And Seeds_01
先日、TSUBASAのセミナー「鳥爺寺子屋 in 浅草」に行ってきました。
講義内容は大きく分けて二つ。
1. 食事と鳥の行動
2. 鳥爺、無謀にも「医療」を語る
その中(2)でひとつ、大きな学びの収穫がありました。
最近よく我が家でも作っている「発芽した豆や種を食餌として与える」事についての話がありました。
その食餌方法は、既に海外ではスタンダードになってきているようなのです。
今まで私たちが学んできた、鳥にとっての理想の食餌は、ペレット“8”に対して「シード・野菜・おやつなどの副食」が、“2”割でした。
ところが、鳥の健康状態(毛引きや攻撃性、体調不良など)によっては、ペレットの量を、20~35~50%に減らし、その分をマッシュと呼ばれる発芽した豆やシードを下ごしらえ(茹でる炊く蒸す)したものと、少量のシードとナッツを与えているというのです。
その結果症状が改善したというデータもあるとのことなのです。
※マッシュは、米国のガブリエル財団で、通常食として与えられています。
ガブリエルの食餌に悩んでいた時(未だに悩んではいますが)海外のサイトや、FBのクロオウムのグループ(オーストラリア人が管理人)では既にこのような食餌が与えられていました。今思えば、それがマッシュだったのでしょう。
そして、このブログでも紹介して、只今翻訳中の「A Guide to Black Cockatoos AS PET & AVIARY BIRDS」(2005年出版)にも載っていました。
また、ガブリエルお迎え当初、クロオウムを飼育展示しているということで訪ねた「キャンベルタウン野鳥の森」(オスは開園当初1995年より)。そこの飼育員さんに食餌は何を与えているのかを尋ねたところ、ひまわりのスプラウトをあげているとのこと。早速ネットで調べて購入し、作ってあげたこともありました。
しかし、いずれもこんなものでいいのかなぁと不安に思いつつでした。
それが、今回の講義で概ね間違いではなかったことが分かり、今後の食餌作りに自信が持てたことはとても大きな収穫でした。
以下、写真は以前頂いた青大豆を発芽させたものです。
乾燥青大豆。
水に浸して発芽。
発芽青大豆をセイロで20分蒸したもの。
人も鳥も一緒に食べれます。
さて、それでは、マッシュとは一体どんなものなのでしょう?
なぜマッシュが優れた食餌なのでしょうか?