Gabriely’s diary

アカオクロオウム"ガブリエル"の成長記録です。

Regular Medical Check 2023

一年ぶりの定期健診です。

 

今回は血液検査、視診、触診、糞便検査となります。

 

ほぼ全項目で大きな問題はなし、とのことだったのですが、少し気になることがあったので相談を。


まずは、ガブリエルの食事について。


気張り癖の原因が食餌にあるのではないかとの思いから、

 

今年に入ってから少しご飯を脂肪分の高いものに変えたのです。


それについて伺ったところ・・・


『野生動物は大抵脂質を好むが10年単位で観測しないと、食事による健康への影響はわからない。


6ヶ月だと何とも言えないが、前回の血液検査と比べて脂質などの変化を見ましょう。


先生もオーストラリアで野生の個体を見たが、主食はユウカリの実。


自分でも齧ってみたが、脂質は少ない種子だと思う。


おそらく5%くらい。


そんなに脂質を必要としていないと思う。』


とのことでした。


野生のオウムが主に食べている種子の脂質に関しては、以前このブログでも紹介したオウム会議でのセミナーで、下記のようなデータがあったのを思い出し、、、

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ん〜〜、脂質摂取量もっと多いのでは?とは思いましたが、、、


その後、血液検査の連絡がきて、ほぼ検査した項目は正常参考値以内で問題なしでした。


気になっていた脂肪分を多くしたことによる変化もなし。


◆TG(中性脂肪)

前回190→今回147


◆TCHO(コレスステロール)

前回141→今回189


この位の変化は許容範囲内とのことでした。

 

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もう少しこの食生活続けてみようと思います。

 

もう一つ。


相変わらずの息み癖でお尻周りが汚れることが多いので、お風呂に入れてあげているのですが、それについて伺ったところ・・・


『お尻は洗ってあげてOK。


クロアカが出っ放しにならなければ全く問題ない。


とのことでした。』


とはいえ、気張り癖、なんとか治らないものか、、、

 

次回は一年後です。

 

それまで引き続き健康状態維持させて、少しでも息み癖が治るようまた対策考えないとです。

Regular Medical Check 2022

2019年10月19日に定期検診をしてから3年近くが経とうしていします。

 

その間、心配事があって何度か受診はしていますが、血液検査はしばらくしていませんでした。

 

そこで、息み癖の心配ごともあったので、定期検診の予約を入れました。

 

視診、触診、糞便検査、血液検査。

 

そのう検査は血液検査をすれば必要ないそうです。

 

今回は他の鳥さんとの接触もないため、病原体検査はせず。

 

血液検査はその場ですぐ結果はでなかったのですが、その日の夕方には電話で連絡があり特に大きな問題はないとのことでした。

 

ほっとしました。

 

人間と同じに不適切な生活習慣、食生活が原因で症状が現れないところで病気が進んでいることがあります。

 

そういった病気を早期発見するのに血液検査は有効な指標となります。

 

あとは息み癖を如何に治すか。


これが悩みの種です。。。


ところで、今回の病院までの道中ですが、猛暑ということで、キャリーケージ内の気温が高温になってガブリエルがバテはしないか心配しました。


でもいろいろ対策を講じて乗り切ることができました。


扇風機と日傘も用意しましたが、ケージ内に仕込んだ保冷剤がかなりよい仕事をしてくれました。

 

夏の始まりが早くなり、これから日本の夏は長く益々暑くなりそうですね。


今後の通院はなるべく夏(6〜9月?)は避けて行くようにした方がよいですね。


次は一年後、早めか遅めにしようかなぁ。

Emergency outpatient

先週土曜日、外出から帰って来て玄関を開けたら!いつものガブリエルの大きな鳴き声でお出迎え。

 

と思ったら、ん?何かが違う。。。

 

妙な鳴き声、なにか苦しそうな?痛そうな?

 

すぐに廊下を走って様子を見にいくと、、、

 

変わった様子はなさそう、、、

 

と、床を見てみると、糞と一緒に血が?!

 

これはまずい!

 

以前、あまりに息み過ぎてほんの少し糞に血が混じっていたことがありましたが、これは明らかに出血した模様。

 

慌てて肛門を除いてみるとクロアカが脱出していて、いつもより赤みが増している。

 

時間は19時ちょっと前。

 

かかりつけの病院の診察時間は18時30分。

 

ダメ元で電話してみました。

 

数回のコールで応答が。

 

事情を話すと、明日日曜日に横入りで診察を入れてくれることになりました。

 

よかったー

 

念のため血の混じった糞を採取し、その様子を写真に撮って。

 

幸い、元気もあり相変わらず食欲もある。

 

その日は早めに寝かせて明日の診察に備える。

 

一夜明けて診察当日。

 

移動用カートに乗せる為にプラケースに入ってもらおうとしたら、何か嫌な予感を察したのか、全く警戒して入ってくれない。

 

胡桃の釣りも全く効かない(汗)

 

出発の時間は刻々とせまり。。。

 

無理やりは避けたかったのに、結局主人と2人がかりで半ば無理やり、やっとこさでケージに入ってもらいました。

 

道中はまぁまぁ大人しくしてくれたもののプラケースを嘴でバンバン叩く。

 

その度に、周りの人達が、何の音?と言った感じで一瞬止まる。

 

そんなことを繰り返し病院最寄駅へ到着。

 

日曜日は、患鳥さんが集中して激混み。

 

そんな中、申し訳なくも横入りで診察してもらいました。

 

結果は、息みが過度になり、クロアカがかなり腫れているとのこと。

 

肛門周囲や、糞の顕微鏡検査では悪い菌は見つからず。

 

出血は、クロアカの腫れによるもので、内蔵からのものではないとのことでほっとしました。

 

ひとまず抗生剤を10日間処方してして頂き、様子見となりました。

 

やはり、息むタイミングは人がいない時、何かを訴えている時の呼び鳴きのようなもの。

 

しばらくは、甘えさせて近くにいるようにしてくださいとのこと。

 

結構甘やかしているんだけどなぁ。

 

そして、本日。

 

からしっかりお薬水にして。

 

出来るだけ側にいて、息みそうだったら嫌なことをしてすかさず止める。

 

今回、ガブリエルはシャワーが嫌いなので、霧吹きの口をむけてストップさせてみることにしました。

 

案外効果あるかも。。。

 

その都度止めるのはとても大変ですが、この状態を長引かせないよう、しっかり止めていかないと!

 

色々ガブリエルにとって嫌なことをしまくりのため、流石に警戒心剥き出して嫌われちゃった模様(汗)

 

でも、これからも健康で幸せに長生きしてもらう為に、心折れずに頑張らねば!

After forest fire in Australia

その後、オーストラリアの森林火災で被災した動物たちはどうなったのか?

それを知ることが出来る番組が、先日NHKで放送されました。

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テリクロオウムの生息地はオーストラリアのカンガルー島。

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もう既に本土では絶滅して、辛うじてカンガルー島に残っており、一時160まで減った個体が400まで回復していました。

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人口的に巣箱を設置して繁殖を促しています。

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ところが、2019年末からの森林火災で、2週間で島の半分近くが焼け野原となり、クロオウムの食餌であるモクマオウの木も相当数灰と化してしまいました。

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これは、モクマオウの実のみを食べて生きているテリクロオウムにとっては死を意味します。

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モクマオウの球果(おそらく中の種を食べている)を食べるテリクロオウム。

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焼け焦げたモクマオウの球果。

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幸い、現地でテリクロオウムを追い続けている写真家によって20羽程のテリクロオウムが目撃されました。

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モクマオウが燃え残った島の隅で元気に暮らしていました。

西は消失、残ったのは東側のみ。

モクマオウの球果を食べるテリクロオウム。

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雨が降り火災は次第におさまってはきましたが、、、

地球は気候変動による気温の上昇と乾燥によって一変。

大規模火災が相次いでいます。

以前より火の手が早く、木のてっぺんまで燃え尽くされます。

オーストラリアでは、今回の火災で10万平方キロメートルの森林の20%が失われました。

今後、気候変動に歯止めをかけない限りブラック・サマー(※)の到来は避けられないでしょう。

(※) 2019~2020年の夏に起きた大規模森林火災をオーストラリアでは「ブラック・サマー」と呼ぶ。

今、地球規模で、森林と野生動物保全のための総合的なアプローチが必要となっています。

その一つが、

先住民アボリジニに昔から伝わる考え方から学ぶこと・・・

火は人間が生きる上で欠かせない仲間。

温もりを与え、食事や工芸品を作る助けになり、儀式の一部でもあります。

火は人間が相手にして戦う対象ではありません。

アボリジニの人々は、土地の管理法を人々に伝えています。

それが野焼きです。

要となる木の根元で敢えて着火。

炎の熱が木の根元を煽ることがありません。

反対に此処を発火点として木から遠ざけます。

野焼きは、夏場の森林火災を勢いつける下草をなくします。

それぞれの生態系において最適な時期にゆっくりと燃やすことで、火は優しく広がり、健康な木を保存し、生き物を逃がします。 

木を知り、一帯にどのような生き物が暮らしているかを知ることが重要なのです。

例えば、つげの土地を焼いたとしたら、1〜2ヶ月後にユーカリの土地を焼く。

火はひとつ前に焼いたつげの土地にたどり着くので、燃料がなくなり自然に消えます。

時期をずらした野焼きによって多様な植物が育ち、動物達に隠れ家をもたらします。

大地は、単に山や丘、川などにとどまらず、そこにある全てを含みます。

木や草、昆虫や蛇、人間に至るまで全ての生き物に決められた場所と意味があります。

野焼きの効果で、この15年で森林火災による被害面積が50%近く減りました。

気候変動がもたらす地球環境の変化に対応するために、最新の科学から先人の知恵まで人間の叡智の全てを結集しなければなりません。

Dr. Ebisawa’s YouTube Q&A

前回の健診から3ヶ月ほど経ちました。


相変わらずガブリエルの息みは続いています。


最近では排泄口からボール状のクロアカが露出し、息み終わって引っ込んだ後、ちょっと出たまま残り、10分ほど出っぱなしの時もあります。


叫びと排泄は関係無いようですが、糞の切れが悪く排泄口が常に汚れている状態が続いています。


そんな時、、、水浴び嫌いなガブリエル、、、


夏期であれば、強制水浴びをさせたのですが、この季節はそれもできず、ぬるま湯で、強制足湯?ならぬ、強制腰湯?のようなことをさせています。


かわいそうですが、これでかなりお尻周りがきれいになります。


本人もひどく嫌がる感じでもなく助かっています。


もしかして、何が起こってるのか分からず気が動転したまま終わってる?みたいな感じかもしれませんが(汗)


また、息みをやめさせる唯一の対応策として、叫んだら気を逸らす〜声で制したり、鐘を鳴らしたり、びっくりする様な音を立てたり、場合によっては水をかけたり〜ようには続けていますが、頻繁で対応が追いつかなくなってきています。


やはり心配は続きます。


ひどくなったら再診とのことでしたが、その前に、、、


我が家の主治医はリトルバードの小島先生です。


先生の師が、横浜小鳥の病院の海老沢先生です。


最近、海老沢先生がYouTubeライブ配信を始めました。


毎回ワンテーマの講義があって、その後に質疑応答があります。


誰でも愛鳥の心配事を相談できるのです。


そこで先週末、第9回目の配信があったので、思い切って質問してみました。


質問内容は以下の通り。


アカオクロオウム・雄・4歳/少し前から排便時に息んで叫び声を上げる様になりその時排泄口からボール状のクロアカが露出し出っぱなしの時もあります。最近では叫びと排泄は関係無いようですが糞切れが悪く排泄口が常に汚れています。叫んだら気を逸らすようにしてますが頻繁で対応が追いつきません。レントゲン超音波CT検査は無し。ボルナウイルス検査は2回とも陰性。只の癖なのか病気なのか先生のお考えをお聞かせください。


1:25:57位から先生の応答が始まり1:30:25まで続きます。

 

 

<先生の回答>白色オウムでも多い症状〜お尻からクロアカが反転して出てしまう。

原因は今のところ不明。

痛いから叫ぶのか、叫ぶ時の腹圧で出てきてしまうのか分からない。

お尻の中のものがぎゅーっと反転して出てきてしまって、嘴で弄ってお尻の中が炎症して痛みが出てしまうことがある。

そうすると痛いのでぎゃーっと言って息張ってクロアカが出て、を繰り返す。

中にはクロアカが反転して出っぱなしで戻らない子もいる。

その場合はお尻をゆるく縫ってあげて、糞の出る隙間は残しつつクロアカが反転して出ないようにして、お尻の炎症が止まるまで待つ。

やるべきこと、対症療法としては、抗生剤、消炎剤、出血するなら止血剤で炎症に対する対処をする。

叫ぶこと自体がストレスでやっているのであれば、ストレスが何かを見つけてあげる。

ぎゃーと叫ぶボーカリゼーションは、何故叫ぶか?・・・分離不安、嫉妬心???

それを改善してあげない限り治らない。

一緒に居たいがためにやっているのであれば、ぎゃーと言えば人がくると憶えてしまったら来て欲しい度に鳴く。

人がいれば鳴かないかもしれない。

それができれば常に一緒にいてあげる。

できないとなるとなかなかその部分の解消が難しい。


纏めると、

炎症の場合→炎症よっておこるお尻の痛みを薬で取ってあげる対処。クロアカが出っぱなしになってしまったら手術。

ストレスの場合→精神緩和のお薬を処方〜漢方薬を使うこともある。

どういうタイミングで叫んでいるのか?

なにを求めているのか?

それを見つけてあげる。


健康診断的な検査ではおそらく原因は掴めない。

雄なので発情もあまり関係ない。

根本的にはストレスが隠れている可能性が高い???

 

以上です。


セカンドオピニオンを受けるのは、なかなか気が引けるのですが、こういった場があるととても助かります。

 

充分わかっていることも多々ありましたが、新たな気付きや参考になったことも随分あったので、やはり思い切って聞いてみてよかったなと思いました。


さて、、、だからこれからどうするか?


ガブリエルをしっかり観察して、しっかり向き合って、家族と協力し合いながら、この行動が収まっていくように対処していくしかないのかな。。。


それでも、ガブリエルは元気いっぱい!食欲モリモリ!


それが救いではあるのですが、、、

Medical Check - 06

8月7日にガブリエルを健康診断に連れていった際に検査をして頂いたボルナウイルスの結果の連絡がありました。

 

結果は幸い陰性でした。

 

依って排便時の息みの原因ではないということが再度明らかになりました。

 

ということで、

 

前回のブログにも書いた、

 

<解決策>

●いきみの癖を治す。

→いきみそうになったら嫌いなことをする。

ex) 嫌な音をたてる。霧吹きで水をかける。声で静止する。

これらを根気よく続ける。

 

↑これを根気よくやるしかないのかな・・・。

 

先生は悪化したらまた受診にきてくださいとのことでした。

 

もう少し様子をみてみます。

 

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ボルナウイルスとは?

↓横浜小鳥の病院HPより

Medical Check - 05

前回の健診から半年ほどになります。

 

相変わらず元気いっぱいのガブリエルなのですが・・・

 

やはり、いきみの癖が治らず。

 

頻度も増してきているようでしたので、先週末、心配になり病院に行ってきました。

 

その際、チェック項目をリストにしてもっていきました。

 

●いきみ時にさくらんぼほどのサイズのクロアカの露出

→通常はないケース。


●いきみの頻回

→くせになって助長している。


●いきんでも糞が出ないこともあり、少ししか糞が出ないことも多い

→癖で糞がないのにいきむため、出ないことがあり、少し出ることもあるが糞切れが悪い。


●排泄腔周りの汚れ

→糞切れが悪いため、残っていた糞が排泄胱周りの羽にくっつく。

 

●羽の先の割れ

→個体差があり、羽繕いを好まない鳥がいて、ガブリエルはそのタイプ。

日常を観察していてもあまり羽繕いしない。

水浴びもあまり好きではなく、強制的にさせた後もこまめに羽繕いせずにじっとしている時間が長い。

そのため、羽先に割れ目ができることが多くなる。

 

<解決策>

●いきみの癖を治す。

→いきみそうになったら嫌いなことをする。

ex) 嫌な音をたてる。霧吹きで水をかける。声で静止する。

これらを根気よく続ける。

 

●排泄胱周りの汚れ。羽の状態の改善。

→頻繁に水浴びをさせる。

ex) 雨天時に外に出して自然の水浴びをさせて自然に汚れを落とす。

 

<その他>

糞検査の結果は、細菌、カビ、寄生虫など悪いものは見あたらず。

排泄胱周りの触診結果も問題なし。

その他の全体の身体の触診の結果も問題なし。

念のため、前回も調べたのですが、再度ボルナウイルスの検査をすることになりました。

結果は2〜3週間後。

 

早速、翌日、翌々日と台風の影響で雨だったので雨浴びをさせました。

 

羽は綺麗になりましたが、排泄胱周りの汚れはなかなか頑固で(汗)すっきり綺麗とまではいきませんでした。

 

でもこの調子で頻度を上げて、水浴び好きになってもらい、羽の状態を健康に保ちそれと同時に身体の汚れも改善されればよいなと思っています。

 

いきみに関しては、いきみそうになったら霧吹きをむけたり、声がけをしたり、耳障りな音を出したりしてみました。

 

結果、直後はすぐにぴたっと止めますが、時間が経つとまた始めます。

 

それでも根気よく続けていってみようと思っています。

 

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