Dr. Ebisawa’s YouTube Q&A
前回の健診から3ヶ月ほど経ちました。
相変わらずガブリエルの息みは続いています。
最近では排泄口からボール状のクロアカが露出し、息み終わって引っ込んだ後、ちょっと出たまま残り、10分ほど出っぱなしの時もあります。
叫びと排泄は関係無いようですが、糞の切れが悪く排泄口が常に汚れている状態が続いています。
そんな時、、、水浴び嫌いなガブリエル、、、
夏期であれば、強制水浴びをさせたのですが、この季節はそれもできず、ぬるま湯で、強制足湯?ならぬ、強制腰湯?のようなことをさせています。
かわいそうですが、これでかなりお尻周りがきれいになります。
本人もひどく嫌がる感じでもなく助かっています。
もしかして、何が起こってるのか分からず気が動転したまま終わってる?みたいな感じかもしれませんが(汗)
また、息みをやめさせる唯一の対応策として、叫んだら気を逸らす〜声で制したり、鐘を鳴らしたり、びっくりする様な音を立てたり、場合によっては水をかけたり〜ようには続けていますが、頻繁で対応が追いつかなくなってきています。
やはり心配は続きます。
ひどくなったら再診とのことでしたが、その前に、、、
我が家の主治医はリトルバードの小島先生です。
先生の師が、横浜小鳥の病院の海老沢先生です。
毎回ワンテーマの講義があって、その後に質疑応答があります。
誰でも愛鳥の心配事を相談できるのです。
そこで先週末、第9回目の配信があったので、思い切って質問してみました。
質問内容は以下の通り。
アカオクロオウム・雄・4歳/少し前から排便時に息んで叫び声を上げる様になりその時排泄口からボール状のクロアカが露出し出っぱなしの時もあります。最近では叫びと排泄は関係無いようですが糞切れが悪く排泄口が常に汚れています。叫んだら気を逸らすようにしてますが頻繁で対応が追いつきません。レントゲン超音波CT検査は無し。ボルナウイルス検査は2回とも陰性。只の癖なのか病気なのか先生のお考えをお聞かせください。
1:25:57位から先生の応答が始まり1:30:25まで続きます。
<先生の回答>白色オウムでも多い症状〜お尻からクロアカが反転して出てしまう。
原因は今のところ不明。
痛いから叫ぶのか、叫ぶ時の腹圧で出てきてしまうのか分からない。
お尻の中のものがぎゅーっと反転して出てきてしまって、嘴で弄ってお尻の中が炎症して痛みが出てしまうことがある。
そうすると痛いのでぎゃーっと言って息張ってクロアカが出て、を繰り返す。
中にはクロアカが反転して出っぱなしで戻らない子もいる。
その場合はお尻をゆるく縫ってあげて、糞の出る隙間は残しつつクロアカが反転して出ないようにして、お尻の炎症が止まるまで待つ。
やるべきこと、対症療法としては、抗生剤、消炎剤、出血するなら止血剤で炎症に対する対処をする。
叫ぶこと自体がストレスでやっているのであれば、ストレスが何かを見つけてあげる。
ぎゃーと叫ぶボーカリゼーションは、何故叫ぶか?・・・分離不安、嫉妬心???
それを改善してあげない限り治らない。
一緒に居たいがためにやっているのであれば、ぎゃーと言えば人がくると憶えてしまったら来て欲しい度に鳴く。
人がいれば鳴かないかもしれない。
それができれば常に一緒にいてあげる。
できないとなるとなかなかその部分の解消が難しい。
纏めると、
炎症の場合→炎症よっておこるお尻の痛みを薬で取ってあげる対処。クロアカが出っぱなしになってしまったら手術。
ストレスの場合→精神緩和のお薬を処方〜漢方薬を使うこともある。
どういうタイミングで叫んでいるのか?
なにを求めているのか?
それを見つけてあげる。
健康診断的な検査ではおそらく原因は掴めない。
雄なので発情もあまり関係ない。
根本的にはストレスが隠れている可能性が高い???
以上です。
セカンドオピニオンを受けるのは、なかなか気が引けるのですが、こういった場があるととても助かります。
充分わかっていることも多々ありましたが、新たな気付きや参考になったことも随分あったので、やはり思い切って聞いてみてよかったなと思いました。
さて、、、だからこれからどうするか?
ガブリエルをしっかり観察して、しっかり向き合って、家族と協力し合いながら、この行動が収まっていくように対処していくしかないのかな。。。
それでも、ガブリエルは元気いっぱい!食欲モリモリ!
それが救いではあるのですが、、、