Gabriely’s diary

アカオクロオウム"ガブリエル"の成長記録です。

Red tailed black cockatoo

アカオクロオウムとの最初の出会いは、

2013年9月〜10月にかけて一ヶ月ほど、

ニュージーランドとオーストラリアを鳥観旅した時でした。

セキセイインコの群れを追いかけて、

ケアンズから数百キロ車を飛ばしてジョージタウンに出向いた時のこと。

水場には、セキセインコ、オカメインコ、モモイロインコの群れが集まっていて、

その中にアカオクロオウムもいました。

その時の数はセキセイインコが二千羽ほどに対して、

ほんの数羽程でした。

 

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そして、その帰り道。

オーストラリアは内陸に行くと砂漠のようなカラッカラの気候。

鳥達はそんな中、水場を探して放浪します。

それは人間も一緒。

車で走っていると、一旦給油所や休憩所を逃すと、

次の給油所までの道のりは長い。

時々洗車場も見かけます。

車の汚れを落とすことはもちろん、

生態系を崩さないために、車に付いた種子等を洗い流し、

外来種のデリバリーを防ぐ意味もあるそうです。

再びアカオクロオウムに出会ったのはとある洗車場。

洗車場から流れる水を飲んだり、水浴びしたり、

数十羽が屯していました。

  

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照りつける太陽、むぉ〜んとした熱風の中、

車を降りて、そ〜〜っとカメラを持って近づきました。

高い樹の上でくつろいでいるもの、

蟻塚がにょきにょき積み上げられた大地に、

嘴を付けてしきりに何かをついばんでいるもの。

何を食べていたのか。

野生のクロオウムは、ユーカリの実を好んで食べるそうです。

 

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その後、2014年。

我が家の近くに中大型専門の鳥ショップがオープンしました。

初めて訪れた時、最初に目が釘付けになったのがアカオクロオウムでした。

やはりニュージーランドから来た子で7歳の男の子でした。

とっても慣れていて、人に対しては常に穏やか。

7歳ともなると、羽・嘴は真っ黒、

尾羽には深紅の太い帯が入っていました。

一目で虜になり、何度となく通い詰めました。

しかし、その子とはご縁がなく、

ほどなくして、お迎えされてしまいました。

 

そんなアカオクロオウムを我が家にお迎えすることになろうとは。

いろんなご縁、タイミングが重なって、

あの日あの時、

干からびた大地で観たアカオクロオウムが我が家にやって来ました。

この巡り会いにはきっと意味がある。

それを、ガブリエルと一緒にこれから模索していきたいと思っています。

 

まだまだ甘えた鳴き声に、あどけない表情。

これからガブリエルと一緒にたくさん色々なことを経験して、

学んで行きたいと思っています。

 

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